メールマガジンの可能性について考える
人は何通メールマガジンを登録してるのだろうか?
買い物する度、何かWebで申し込みする度に、会員登録すれば大抵、企業からのお知らせ配信に登録させられる。
楽しんで読んでいるもの、なんとなく受け取ってるけど開封するものは、そのうち何通あるだろうか?
私は二つある。
無印良品
無印良品からのメールはまず、タイトルが他のものと異なる。
直近2020/11/27に配信されたメールタイトルは
「いま、整えよう。」
それだけ。シンプル且つきちんと季節に応じた内容で商品とリンクしてくる。
こんなに短いコピーでシンプルに訴求するメールタイトルはないのでは?と思う。
そして、無印良品の個性もきちんと表現している。
無駄なものは省き、シンプルな暮らしを提案している。
他には、
- 清潔、を叶えるもの
- きれいに、しまう。
- 涼しい顔、して。
- ゆっくり、待つ。
- おうち、楽しい。
などなど。
「、」と「。」句読点の使い方が抜群にうまい。
そして何だろうな、と読者に想像させる余白がある。
大人気の〇〇が◇%OFF!!セールは△まで!
とか、内容そのまま言ってるなーというメールは大体クリックしない。
私はメールをあまり削除しないので、未読メールがどんどん溜まり続ける。
いつか一括削除してしまう。
メルマガはタイトル勝負。なのだが、こんな余白の作り方、タイトルだけでブランド世界観を作りあげること、それが無印良品のメルマガが素晴らしいところ。
無印良品のメルマガは、無印良品のサイトで会員登録し、メールニュースを受け取ると受信できます。
イケハヤさんのメルマガ
ビジネス系Youtuber、ブロガー、色々こなされて超有名人なイケハヤさんが無料のメールマガジンをやっている。
メールマガジンで配信される内容は、ビジネスはもちろん、自分の行動を変えるのにあたって、非常に「役に立つ」情報ばかり。
そして、メールマガジンで読者のお尻を叩かれる。
「これができないならばメールマガジン解約してください!」と容赦なく伝えてくる。
確かに、こんな行動もできないくらいなら、だらだらとメールを読む時間ももったいないし、何も得られていないと、背中がピッと真っすぐになり、行動してしまう。
私がイケハヤさんのメルマガでお尻を叩かれ、長年思い続けてやれていなかったことが行動できるようになったこと。
これまでインプットばかりで、「まぁ。やった方がいいよね。いつか…」と思っていた事を行動に変えることができた。
ここまで背中を後押ししてくれたのは、まとまった本ではなく、小出しに届くメールマガジンならではだったと思う。非常に納得がいくわかりやすい解説をしてくださり、行動できないヤツはもういい!と見放す、関係が終わってしまうのだという責められる感じ。通常メールマガジンは登録したら、だらだらと関係が続く。配信停止するのも結構おっくうだ。
それを自ら「やめていいですよ、はよ!」と迫られると「やめてたまるか!」と頑張ってしまう。
イケハヤさんのメールマガジンは
- 役に立つこと
- 行動できること
それがスゴイのだ。
ちなみにTwitter100日チャレンジなど、出されているお題が必ずしもできているわけではないのだが、何もしていなかった人がここまで変われる、受け取った相手の行動を促せる配信は素晴らしいと思う。
イケハヤさんのメールマガジンはこちらのページで登録できる。
垂れ流しになりがちメールマガジンでも、きちんと意味を持たせれば、読者の心理・行動を変えることができる、可能性が広がる媒体である。